2005年10月23日

開発プロセスの適用 -3-

僕が開発プロセスの適用で感じたこと。

開発プロセスの導入により、相性のいい開発言語やツールを使いながら、「工学的成果」は芽を出していたと思う。

しかし、依然として多くのプロジェクトでは思った効果があげられず、むしろ新しい試みにより混乱が発生しているように思う。

開発プロセス論は「要件定義」「設計」「実装」「評価」「リリース」のライフサイクルと成果物をスコープとしている。
このプロセス論に従って、ある一部分の作業(技術やプロジェクト管理)を切り出し、改善を試みても、成果が限られてしまうのは当然だ。

なぜならば、ソフトウェア開発には、経営部門、管理部門、営業部門、開発部門、顧客、委託先など多くの利害関係者が存在する。

本来の目標を達成する為には、プロジェクトだけではなく、開発方法論を超えて、各部門を説得しながら、全体最適のアプローチが必要がある。

部門は個別に改善活動を行って、成果の出ない改善活動に諦めたかもしれない。
または、目の前の課題に追われて、改善する余裕すらないかもしれない。
企業規模、組織構成、組織文化、経営目標、業務課題によってすべてアプローチが違うかもしれない。

それらを尊重しながら進める必要があり、
結局、僕達は周囲を巻き込む意識が欠けていた。

プロセス改善は組織改革そのものだ。

時は流れ、会社全体が方法論に本気で取り組み始めた。
これからが面白いと思う。

開発プロセスの適用 - 完 -
posted by california_king at 15:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事
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